◆計算機アーキテクチャ(ARC)研究会 [主査:佐藤寿倫,幹事:甲斐康司,木村啓二,津邑 公暁,山下 浩一郎] 1.定例の研究会活動報告 第197-201回の研究発表会を開催した. ・第197回 2013年4月25-26日 @那覇市IT創造館(OSとの共催) 発表16件.ARCの貢献を大きくすることが課題であったが,ARC分野の発表が 増えてきた.ARC若手奨励賞2件. ・第198回 2013年7月31-8月1日 @北九州国際会議場(SWoPP) 発表26件.例年多数の参加者で賑わうSWoPPであるが今年も多くの発表と参 加があり,会員間のコミュニケーションに貢献した.ARC若手奨励賞3件. ・第199回 2013年12月16-17日 @北海道大学(HOKKE,HPCとの共催) 発表37件.HOKKEもARCの貢献を大きくすることが課題であったが,ARC分野 の発表が増えてきた.ARC若手奨励賞3件. ・第200回 2014年1月23-24日 @東京工業大学 発表24件.200回を記念し,パネル「ずっとときめいていること いまときめ いていること」と高性能プロセッサ設計コンテストを開催した.CS領域奨励 賞2件とARC若手奨励賞1件. ・第201回研究会 2014年6-7日 @名古屋大学(IEICE-ICDと連催) 発表7件.集積回路研究者とのコミュニケーションを活性化する目的で,3 件の招待講演を催した.ARC若手奨励賞集計中. 2.シンポジウム・国際会議等の報告 先進的計算基盤システムシンポジウムSACSIS2013を,2013年5月22日(水) ~24日(金)の日程で仙台国際センターにて,OS/HPC/PROとの共催で開催し た. 3.総括 計算機アーキテクチャ研究会の「理念と目的」に掲げているキーワードのう ち,「育成」と「コミュニケーション」とを具体化するイベントは開催出来た が,「国際化」が手薄になった.200回記念イベントに注力したためであり, 来年度はSACSIS英語化など「国際化」に関わるイベントも活性化されると期待 している.ARC独自の若手奨励賞は浸透してきた様子で,学生の意欲向上や若 手研究者のキャリア形成に貢献できていると聞いている.上述のSACSISや夏恒 例のSWoPPは今年度も好評だった.ICDとは春のLSIとシステムのワークショッ プの共催と秋のアクセラレーション技術発表討論会の協賛を通じ,またEMBと は組込みシステムシンポジウムの協賛を通じて,登録会員に異分野交流の機会 を提供した.今年度末で主査と幹事二名が交代するが,引き続き登録会員が必 要とする研究発表の場を提供すべく,関連する研究会と密な連携を保ちつつ, さらに活動を盛り上げていく予定である. 4.その他 ・Facebookページを立ち上げた.3月19日現在メンバー44名. ・ARCホームページをリニューアルした. ・従来はARCホームページと幹事および運営委員のメイリングリストを産総研 に間借りしていたが,さくらインターネットのレンタルサーバ上で独自運営 することに変更した.